遠隔技術の活用:遠隔支援と遠隔臨場の本質的な違いとは?
- sakurai-column
- 8 時間前
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~目的・活用分野・必要技術の視点から徹底解説~

ーー 目次 ーーーーーーーーーー
1. はじめに
2. 遠隔支援とは?
3. 遠隔臨場とは?
5. まとめ
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1. はじめに
遠隔支援と遠隔臨場は、どちらも現場をサポートするための技術ですが、目的やアプローチに違いがあります。遠隔支援は現場管理者や専門家が、遠隔地の現場作業者に対してサポートや指導を行うことを目的としています。これにより、問題の解決や作業効率の向上を図ることができます。
一方で、遠隔臨場は、遠隔地の状況をその場にいるかのように把握し、作業の進捗確認や意思決定を行うことに重点を置いています。つまり、現場の状況をリアルタイムで観察し、その場で適切な対応や判断を行うことを主な目的としています。
それぞれの目的や用途を以下に整理しましたので、ご参考にしてください。
2. 遠隔支援とは?
遠隔支援とは、遠隔地から現場作業者に対してリアルタイムでサポートや指導を行うシステムです。専門家や管理者が現場にいなくても、音声や映像を共有しながら知識や技術を提供できる仕組みです。
遠隔支援の目的
・専門家が遠隔地から作業者を支援し、迅速な問題解決を図る
・作業の効率化とコスト削減
・技術指導や研修の実施

遠隔支援の活用シーン
・専門家や熟練者が遠隔地から作業内容の指示や支援を行う。
・現場の状況確認や記録保存、作業手順の確認を支援する。
・設備やシステムの定期点検や保守作業を遠隔でサポート。
・遠隔地の従業員に対する教育や研修を実施する。
必要な技術
・双方向の音声・映像通信技術
・スマートグラス、スマホ、タブレットなどのデバイス
・クラウドシステムによるデータ共有
3. 遠隔臨場とは?
遠隔臨場とは、遠隔地から現場の映像や情報をリアルタイムで取得し、まるでその場にいるかのように現場の状況を把握できる技術です。これにより、遠隔地から作業の進捗確認や安全管理を効率的に行うことが可能になります。
遠隔臨場の目的
・現場の状況をリアルタイムで把握し、的確な判断を行う
・進捗管理や安全対策の強化
・移動コストの削減

遠隔臨場の活用シーン
・建設現場や土木工事の進捗管理
・災害時の状況把握・救援計画作成の支援
・監視・警備業務の効率化
必要な技術
・高解像度カメラ、360度カメラ、各種センサー
・リアルタイム映像通信技術
・クラウドシステムでのデータ共有
4. 遠隔支援と遠隔臨場の違いを比較
項目 | 遠隔支援 | 遠隔臨場 |
目的 | 作業者の支援・指導 | 現場状況の把握・監視 |
活用分野 | メンテナンス、教育、ITサポートなど | 建設、災害対策、監視業務など |
主な技術 | 音声・映像通信、クラウドデータ共有 | 高解像度カメラ、各種センサー、映像通信 |
特徴 | 専門家が遠隔から指導や助言を行う | 物理的に現場に行かずにリアルタイムで監視 |
効果 | 問題解決の迅速化、教育の効率化 | 安全管理の強化、移動コストの削減 |
5. まとめ
遠隔支援と遠隔臨場は、どちらも遠隔地からの支援や管理が行える技術ですが、用途や目的が異なります。遠隔支援は作業者をサポートし、問題解決を促進するのに対し、遠隔臨場は現場の状況を把握し、監視・管理することが主な役割です。
それぞれの技術を適切に活用することで、作業の効率化や安全性の向上を実現し、企業の生産性を高めることが可能になります。
・遠隔支援は作業者のサポート、遠隔臨場は現場の監視が目的
・活用シーンや必要技術が異なる
・どちらも業務の効率化とコスト削減に貢献
このように、用途や目的によって適切な技術を選択し、活用することが重要です。
担当者紹介
上原翔太(Uehara Shota)
2019年桜井株式会社入社。
産業材事業部門に配属され、主に工場向けDX製品、IoT製品を担当。お客様ファーストを信念に全国を飛び回り誰よりも汗をかきながらスマートグラスの導入をサポート。実はF1の大ファンで角田裕毅選手の日本人初優勝の夢に手が届く日も近い…と、期待を膨らませる毎日。