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本当に知ってる?錆が発生する原因

温度変化による凝縮で腐食性ガスを取り込んだ結露が発生し、Feと電子で構成さた鉄の表面に付着します。

水分と腐食性ガスが電気回路をつくり、必要な電子が鉄から移動し陰イオンが生成されます。

電子がとられた鉄はFe3の陽イオンに変化し水分に溶け出し、陰イオンと結合して錆が発生します。

防錆フィルム「インターセプトテクノロジー」の仕組み

防錆油を一切使用することなく、金属をはじめゴムやプラスチックなどのあらゆる製品の腐食防止を実現する防錆技術です。従来の防錆フィルムとは異なり、気化性防錆剤を塗布せずフィルム自体に特殊銅粒子を練りこんでいるため、通常の防錆対策品のように短期間(12ヵ月程度)で効果が薄れることなく、長期的にサビの発生を抑えて保管し続けることができる防錆フィルムです。現在では、自動車や電子部品、船舶や美術品などを扱う様々な産業で使用されています。

この効果を実現している『特殊銅粒子』は、大気中に浮遊する腐食性ガス(硫化水素など)を吸着し中和させる役割を持ちます。通常の銅粒子の256倍の表面積を持つため、腐食性ガスが製品に付着するよりも早く吸着し、中和をさせることで製品の腐食防止効果を発揮します。
また、『特殊銅粒子』が対処することができない水滴などの水分は、同梱した乾燥剤が吸収することでフィルム内の腐食発生源となる要因を排除します。

インターセプトテクノロジー

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インターセプトテクノロジーと乾燥剤がお互いに役割を果たします

特殊銅粒子が
腐食性ガスを吸着

自己を犠牲にすることで金属を守る

温度変化で腐食性ガスを
取り込んだ結露が発生する

乾燥剤が電気回路になった湿気を吸着

特殊銅粒子と気化性防錆剤は何が違うの?

気化性防錆剤と特殊銅粒子では、いずれも製品を錆びさせない点では同じですが、防錆メカニズムそのものが異なります。
気化性防錆剤が塗布された防錆紙や防錆フィルムは、常温によって気化(昇華)することで、気化したガスが金属表面に膜を形成し、腐食発生因子から金属を守ります。油ではないため、脱脂のような作業は不要です。

一方、特殊銅粒子は、フィルムに練りこまれているため気化させる必要はなく、フィルム内に浮遊する腐食発生因子を中和させて錆を防ぎます。

一般的な気化性防錆フィルムの防錆方法

製品の代わりにフィルムに練りこまれた特殊銅粒子が錆を肩代わりするイメージとなります。こちらも油等を塗布するわけではないため、脱脂のような作業は不要です。
気化性防錆剤の皮膜は約12カ月程度で薄くなり効果が弱まっていきますが、特殊銅粒子はフィルム全体に練りこまれていることから、消えることはなく、特殊銅粒子すべてが酸化するまで(酸化するとフィルム表面が黒色になります)効果を発揮します。そのため、気化性防錆製品よりも長期的な保管を可能とします。

比べてください!防錆処理の作業工程

インターセプトテクノロジーの防錆処理作業工程

梱包

保管

開封

フィルム破棄
またはリユース

金属製品と
乾燥剤を同梱します

3年以上の
長期使用に対応

(使用環境によって期間は異なります。)

処理工程不要

リユース可
PEリサイクル可

​□ 防錆油は必要ありません。防錆処理作業が簡潔。
​□ 防錆油を使用しないため 脱脂廃液がなく環境に優しい。
​□ 長期保管に対応発生する 廃材が少なく環境に優しい。

 リユースが可能。繰り返し使えてコスト削減。
​□ 有害な揮発成分や亜硝酸などを含まない安心設計。

気化性防錆剤の防錆処理作業工程

防錆油塗布

梱包

保管

開封

フィルム破棄

数ヶ月のサイクル

(使用環境によって期間は異なります。)

脱脂工程

処理水が
環境負荷に

廃液処理

産業廃棄物
として処理

□ 防錆フィルムは数カ月で交換が必要。
□ 長期保管の場合は再梱包作業と廃材が発生。

□ 防錆油の塗布、脱脂工程が必要。
□ 廃液処理が環境負荷になる。

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