スマートグラスとARグラスの違いとは?産業用途別にわかりやすく解説
- 21h02m01
- 5 日前
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更新日:5 日前

ーー 目次 ーーーーーーーーーー
1. はじめに
2. スマートグラスとは
3. ARグラスとは
5. まとめ
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1. はじめに
産業分野で注目されるウェアラブルデバイスとして「スマートグラス」と「ARグラス」があります。どちらも目元にディスプレイを備え情報を映し出す点で共通していますが、役割や活用シーンには明確な違いがあります。この記事では、両者の特長と産業用途での活用法についてわかりやすく整理します。
2. スマートグラスとは
作業支援に特化したリアルタイム情報端末

スマートグラスは主に「作業現場での業務効率化」を目的としたデバイスです。
現場作業中でも視界を妨げず、ディスプレイ上で作業指示書や点検リストを確認できます。音声操作や内蔵カメラ・センサーを活用することで、ハンズフリーで作業を進めながら、遠隔地の専門家と映像を共有し支援を受けることも可能です。製造業、建設業、メンテナンス業といった現場作業の多い業種で、人手不足の解消や作業の標準化を図るツールとして広がっています。
スマートグラスの主な特長
作業中でも手順書・図面・点検情報を即座に確認できる
遠隔支援機能により、現場の作業者と遠方の専門家がリアルタイムで連携できる
音声操作やビデオ通話で作業者の負担を軽減
教育やトレーニング用途にも活用できる
3. ARグラスとは
現実とデジタルを融合する体験型デバイス
ARグラスは「現実世界にデジタル情報を重ねる」ことに特化した拡張現実(AR)技術搭載のデバイスです。
視界に映る実際の風景や物体に対し、画像・テキスト・3DCGなどの情報を重ね合わせることで、ナビゲーションや作業ガイドを直感的に表示します。近年はAIの進化により物体認識精度が高まり、製造現場や教育現場でのシミュレーション、さらにはエンターテインメント分野にも活用が広がっています。
ARグラスの主な特長
現場で見える物体や場所に仮想情報を重ねて表示
作業マニュアルや操作ガイドを視界に映し出し作業をサポート
教育・訓練用シミュレーターとしても活用可能
ナビゲーションやエンタメ体験にも応用できる

4. スマートグラスとARグラスの選び方
スマートグラスは「現場作業の効率化と遠隔支援」が目的の場合に適し、ARグラスは「現実空間への情報付加や体験型ガイド」が必要な用途に向いています。見た目が似ていても活用シーンは異なるため、用途に応じた選択が重要です。
5. まとめ
スマートグラスは作業現場の効率化や遠隔支援に特化し、ARグラスは現実世界に仮想情報を重ねる体験型デバイスです。産業用途での導入を検討する際は、それぞれの特長と活用シーンを理解し、目的に合ったデバイス選びを行いましょう。

担当者紹介
上原翔太(Uehara Shota)
2019年桜井株式会社入社。
産業材事業部門に配属され、主に工場向けDX製品、IoT製品を担当。お客様ファーストを信念に全国を飛び回り誰よりも汗をかきながらスマートグラスの導入をサポート。
実はF1の大ファンで角田裕毅選手の日本人初優勝の夢に手が届く日も近い…と、期待を膨らませる毎日。