防錆管理士とは?資格基準と特徴を解説
- sakurai-column
- 6月6日
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一般的にはまだまだ認知度の低い民間資格『防錆管理士』ですが、防錆に関する専門知識を学び、審査に合格した防錆技術のスペシャリストとなります。
今回は、そんな『防錆管理士』がどのような過程を経て資格を取得しているのかをご紹介いたします。
防錆管理士とは?
防錆管理士は、一般社団法人日本防錆技術協会が主催する経済産業省、国土交通省、日本商工会議所などの後援を受けている民間資格です。
共通課程・専攻課程に分かれる通信教育を受講し、筆記試験及び防錆管理士認定論文審査に合格することで資格を取得しています。
2024年度時点では、16,918名の方が資格を取得されているようです。
共通過程:金属の構造と特性、電気化学の基礎、金属の腐食と電気化学、不動態と電気化学、腐食の原因と腐食形態など、腐食と防食の基礎を学びます。
専攻課程:「施設防食科」「防錆塗装科」「防錆塗装科別科」「めっき科」「防錆包装科」の5つに分かれ、応用する知識を養います。
防錆管理士の認定を受けると、その知識を活かし、建築、土木、電力・ガス、機械、化学、自動車、プラント、電気・電子、運輸・物流などのあらゆる産業分野の設計、製造、施工、検査、管理の各部門で防錆防食技術のスペシャリストとして活躍することができます。
当社では「防錆包装科」を履修した防錆管理士が在籍
近年、国際分業によるサプライチェーンのグローバル化が進み、部品など半製品の輸出入が増加の傾向にあります。海上輸送の場合、長期間、湿度の高い環境にさらされるため、適切な防錆梱包が求められます。
当社に在籍し防錆包装科を履修した防錆管理士は、各種防錆材料の特徴を把握し、防錆油剤の組み合わせや当社で取り扱っている防錆フィルム「インターセプトテクノロジー」を含む防錆に最適な梱包方法を学んでおります。
お客様の防錆に対するお悩みに、適した方法をご紹介できる担当者が在籍しておりますので、お気軽にご相談ください。
執筆者紹介
第三営業部 開拓・開発グループ
防錆フィルム「インターセプトテクノロジー」販売の中核部門として活動。防錆管理士が在籍。2023年7月にインターセプトテクノロジージャパン㈱より事業譲渡を受け、日本総代理店として米国EMI社とパートナー契約を締結。現在、国内はもとよりアジア各国へ販売展開中。