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"交換すべきサイン"を見逃すな!蛍光灯LED化で注意すべきこと

  • 執筆者の写真: sakurai-column
    sakurai-column
  • 6 時間前
  • 読了時間: 5分
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目次



蛍光灯2027年問題について

2027年末までに、一般照明用蛍光ランプの製造・輸出入が順次廃止される「蛍光灯2027年問題」をご存じでしょうか?

2027年末までに水銀を含む蛍光灯の製造・輸出入が、国際条約(水俣条約)に基づき段階的に廃止されることに起因する問題で、すでに国内メーカーの多くが生産終了を発表し、市場在庫も減り続けています。

「蛍光灯が買えなくなる前に、どうLED化すればいい?」これが今、多くのお客様が抱える共通の悩みです。




工事が必要なLED化か、工事不要な蛍光灯形LEDか

一般的に、蛍光灯からLEDに移行するには、蛍光灯を設置する 安定器の交換工事 が必要です。そのため、費用・工期・作業調整の負担から、踏み出せない方が多いのも事実です。

しかし、その課題を解決するのが 工事不要で交換できる蛍光灯形LED 「LEDUAL」です。


→2027年を目前にして、まずは“移行期間の対応”として選ばれるケースが増えています。


“交換すべきサイン“ が出ていたら要注意

蛍光灯の安定器には寿命があります

蛍光灯形LEDは便利な商品ですが、それを設置する安定器には明確な寿命があり、いつまでも使い続けることはできません。


次の症状は、安定器が寿命に近づいているサインです。

  1. 点滅・チラつきが続く

  2. 点灯までに時間がかかる

  3. ブーンという異音、焦げ臭いにおい

  4. ランプ寿命が極端に短い

  5. 10年以上前の安定器を使用している


一般的な寿命目安:約8〜15年

  • 1日10時間使用で約10年

  • 15年を超えると故障率50%超

  • JIS C 8108:平均寿命 8〜10年

  • 業界基準:10年で点検/15年で交換推奨

 

使用年数

状況

累積故障率

0〜5年

初期故障領域

10%以下

5〜10年

安定期

10%以下

10〜15年

摩耗領域、急速に故障増

10%→50%以上

10年超の安定器が多い施設では、安定器ごと更新した方が長期的にはお得 なケースもあります。蛍光灯から完全LED化まで、どのように対応していくかは状況によって変わるため、定期的に点検を行い、現状を確認していくことが得策です。

次に、効率的な点検・更新の進め方をご紹介します。


効率的な点検・更新の進め方(プロも使う実務フロー)
  1. 台帳確認:設置年から10年以上→交換計画を立てる

  2. 現場点検:チラつき・異音・焦げ跡・発熱をチェック

  3. 定期点検:24h稼働は年1回、一般オフィスは2年に1回

  4. 全面更新判断:10〜15年超+故障増→LEDへの全面更新が経済的


特に多数台の更新が必要と判断された場合は、全面更新する方が省エネ+交換工数削減で、短期的にも費用対効果が高いことがあります。

もし、安定器が交換時期に達していない場合は、以下の対策で寿命を延ばすこともできます。

 

  • 高温を避ける(熱に弱い)

  • 電源環境を安定させる(サージ対策)

  • 湿気・腐食ガスを避ける

 

ただし、あくまで“延命”であり、寿命そのものを大幅に伸ばすことはできません。

 

【器具の状況により「最適解」が異なります】

 

  • まだ安定器が使える → 工事不要の蛍光灯形LEDが経済的

  • 10年以上使用している → LED用器具への交換、安定器バイパス工事*がお得

*バイパス工事:蛍光灯の安定器を外し、LEDランプと電源をAC直結させるための工事を指します。なお、LEDUALはこの方式にも対応可能です。


どちらが適しているかは、使用環境・台数・稼働時間・設備状況 によって大きく変わります。そのため、弊社ではお客様の状況を確認し、適したプランのご提案をしています。



あなたの設備はどのタイプ? 無料で適切なプランをご提案します

  • 「蛍光灯形LEDで十分?」

  • 「安定器交換が必要?」

  • 「まとめて替えると費用はどう変わる?」

  • 「今の設備で最安の方法は?」


このような疑問に、お客様の現場状況を踏まえて営業担当より回答いたします。弊社で取り扱っている蛍光灯形LED「LEDUALシリーズ」の導入事例も多数ございますので、お気軽にご相談ください。



蛍光灯形LED「LEDUAL」導入事例

導入場所:食品工場


抱えていた課題

工場では照明のLED化が以前から検討されていました。しかし、一般的なLEDへの交換は、照明器具本体の交換や電気工事、そして生産ラインの停止が必須だと考えていたため、費用と手間を理由に踏み出せずにいました。


LEDUAL導入の決め手

照明器具本体の交換工事が不要で、LEDUALのランプに交換するだけという手軽さに驚きました。また、他社製品は、価格が安くても点灯しないケースがありました。工場内の照明交換は高所作業を伴い、手間がかかるため、一度で確実に点灯する信頼性が不可欠です。LEDUALは、全量検査によって色味や明るさのばらつきが排除されているため、工場や研究室など、細やかな視認性が求められる環境でも安心して使用できます。


導入後の変化

まずは廊下、休憩室、事務所といった共用スペースにLEDUALを設置したところ、空間全体が明るくなり、雰囲気が見違えるほど良くなりました。

その後、製造ラインにも導入したところ、以前に比べて格段に明るくなったため、作業環境が大きく改善されました。特に抜き取り検品では効果が顕著で、製品の細部まで確認しやすくなりました。さらに、機械の汚れにも気づきやすくなり、設備の衛生管理にも役立っています。

LEDUALは照明器具本体の交換工事が不要なため、LED導入にかかる経費を削減できました。また、蛍光灯よりも長寿命であることから、交換頻度が低減され、メンテナンスの手間とコスト削減にも繋がっています。







執筆者紹介

葉山 和裕(Kazuhiro Hayama)

2005年入社。2021年に開設した自社ECサイト「SAKURAI Directshop」の立ち上げからサイト運営に関わる。

 
 
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