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3Dプリンター「MF-900」導入事例インタビュー

  • 執筆者の写真: sakurai-column
    sakurai-column
  • 1月7日
  • 読了時間: 7分

更新日:3 日前


もう試作の外注で待たされない!!!!

国産3Dプリンター導入で変わる、開発のフットワーク



【内製化で開発スピードが劇的向上!】 試作の外注コストとタイムラグを解消し、トライ&エラー数を最大化する3Dプリンター活用術

導入機種:高機能3Dプリンター 「MF-900」


「新しいアイデアをすぐに試したい」「試作品の外注費用と納期がネックになっている」

― 開発現場のこのような課題は、高機能3DプリンターMF-900で内製化することで解決します。



今回ご紹介するのは、クリーンエアーシステムをリードする日本エアーテック株式会社様です。外注試作の課題を抱えていた同社が、コストパフォーマンスに優れたMF-900を導入し、開発体制を一新しました。

MUTOH高機能3Dプリンター 「MF-900」
日本エアーテック株式会社様

同社がMF-900を選定した決め手と、試作頻度の増加や、コスト削減、そして開発メンバーの意識改革にも繋がった具体的な導入効果に迫ります。




1.導入前:外注試作がもたらす「時間」と「労力」の課題

―― 3Dプリンター導入のきっかけとなった課題やエピソードをお聞かせください。


これまでは新しい製品を開発する際、試作はすべて外注に頼っていました。ですが、この体制そのものが開発スピードを停滞させる大きな要因になっていたんです。


一番の悩みは、やはりリードタイムの長さでした。注文から手元に届くまでに1〜2週間はかかってしまう。すると、せっかく乗ってきた開発のテンポがその都度プツンと中断されてしまうんです。


日本エアーテック株式会社様
日本エアーテック株式会社 長塚係長

さらに、外注に出すための『事前の準備』も負担でした。外注は失敗が許されないので、依頼する前に社内で念入りにシミュレートを重ね、設計を一つに絞り込まなければなりません。加えて、試作一回ごとに予算取りや社内申請といった事務手続きも発生します。こうした目に見えない時間と労力の積み重ねが、大きな課題となっていました。


そうした中で、開発製品として樹脂製品が増えてきたこともあり、こうした課題を解決するために「3Dプリンターによる内製化」に強く関心を持つようになりました。以前、他社の3Dプリンターを試験導入し、試作の内製化が効果的であることは確認できましたが、本体・材料・サポート材の価格が高く、導入には至りませんでした。


2.選定の決め手:コスト、機能、そして「国産の安心感」

―― 数ある3Dプリンターの中から「MF-900」を選定された決め手は何ですか?


当初検討していた機種が高額で導入を見送っていたところ、普段取引のある桜井(株)さんからこの「MF-900」を紹介してもらいました。


最も大きな決め手は、安価であるにもかかわらず、希望サイズの造形制作が実現できたことです。


もちろん、機能面も重要な要素でした。特に評価したポイントの一つは、安価な製品にはあまり搭載されていないオートレベリング機能(自動水平調整機能)が付いていた点です。これがプリント開始前に造形テーブルの傾きや凹凸を自動で補正してくれるので、印刷が非常に安定します。

一般的な事務机や作業台の上に設置可能
一般的な事務机や作業台の上に設置可能

さらに、当社の製品はエアーシャワーや送風機の試作など、実際に風を使って試験を行うため、温度帯が高く強度の高い材料が必須となります。「MF-900」は、カーボン繊維入りフィラメント、ポリカーボネート(ポリカ)、TPUといった高強度材料も印刷できるため、当社のニーズに合致しました。


そして、最終的な決め手となったのは、サポート体制と信頼性です。開発前の試作という性質上、トラブル時のリスク管理は非常に重要になりますが、日本語で細かく丁寧にサポートしてもらえる安心感がありました。また、世に出す前の試作品において、プリンターが国産品であることは、品質面はもちろん、リスク管理面でも重要な選定ポイントでした。



3.具体的な活用方法と変化:週3〜4個の試作でトライ数が増加

――  現在の具体的な活用方法や導入後の変化・効果についてお聞かせください。


主に、製品検査治具や、送風機の羽、エアーの吹出ノズルといった改良施策に活用しています。作成した試作品は、実際に製品に装着してテストを実施するため、強度も求められます。

活用頻度としては、現在、週に3〜4個程度のペースで試作に取り組んでおり、同じ開発部門内の3〜4名のメンバーでトライ&エラーを繰り返しています。



――  導入前後で開発プロセスにどのような変化がありましたか?


試作品を「気軽に作れるようになった」ことが、最も大きな変化です。

外注だった際は、依頼をする前に「これで本当に大丈夫か」と念入りに確認し、設計を確定させるためにかなりの時間を要していました。しかし、内製化によってアイデアを思いついたらすぐに造形し、試すことができるようになりました。

短期間でいろいろな条件での試験を行えるようになったことが、製品開発において圧倒的なプラスになっています。

日本エアーテック株式会社様


4.導入検討中の方へ:3Dプリンターで開発の「気軽さ」を手に入れる

――  現在3Dプリンターの導入を検討されている方々へアドバイスをお願いします。


日本エアーテック株式会社様

3Dプリンターで内製試作をすることにより、「アイデアを思いついたらすぐにやってみよう」となり、開発のハードルが下がり、気軽に試行できるようになります。


一方で一つ注意点があります。3Dプリンターは設計通りに気軽に造形できるため、射出成型(金型)での量産を見据えた検討をせずに進めると、量産時には作れないような複雑な形になりやすいという側面があります。


3Dプリンターでトライ数を増やしながらも、「どこまでが量産できる設計なのか」という見極めは必要になります。しかし、この「気軽に試行できる」という点が、何よりも開発スピード向上に貢献しますので、ぜひ内製試作による効果を体験されることをおすすめします。



5.【企業紹介】取材ご協力:日本エアーテック株式会社様のご紹介

日本エアーテック株式会社様は『きれいな空気で、未来を支える。』を企業理念とし、高度なクリーンエアーシステム技術を通じて、社会課題の解決や産業への貢献、持続可能な社会と企業の成長の両立を目指しています。その中でも草加工場は主力製品であるエアーシャワーやクリーンベンチ、安全キャビネットなどの製造・開発拠点として、製品の高精度な品質管理と安定供給を担っています。

高級型エアーシャワー(AAS/17型)
高級型エアーシャワー(AAS/17型)
日本エアーテック株式会社様


6.まとめ

日本エアーテック株式会社様は、高額な外注コストと長いリードタイムという、多くの開発現場が抱える課題を「MF-900」の導入により見事に解決されました。

MF-900は、事務机に収まるコンパクト設計とプロ仕様の低価格を両立しつつ、カーボン繊維入り樹脂やポリカーボネート等の特殊素材にも対応。デスクトップ上で「実用レベルの高度な機能試作」を即座に実現します。


この「本格的な熱溶解積層(FFF)方式」による機動力は、コストを抑えつつ開発スピードと機能性の両立を追求する日本エアーテック株式会社様にとって、確かな成果をもたらす有力な選択肢となりました。

MUTOH高機能3Dプリンター 「MF-900」
30cm角まで造形可能


貴社の開発スピードにお悩みはありませんか?


  • 試作の外注費や納期に悩んでいる

  • 開発の試作回数(トライ数)を増やしたい

  • 高強度な試作品をすぐに作りたい


「MF-900」は、日本エアーテック株式会社様のように、開発を「気軽に、速く」進めたい企業様の強力なパートナーとなります。

MF-900についてさらに詳しく知りたい場合は、お気軽にお問い合わせください。





執筆者紹介

郷戸 すみ恵(Goudo Sumie)

デジタル印刷機メーカーとの用紙検証や共同展示会のアテンドなどを数多く経験し、社内でもデジタル印刷および用紙に関する専門知識を有するメンバーの一人である。本格的なWebマーケティングやプロモーション活動は初めてであるが、やる気とアイデアでチャレンジ中。最近はキックボクシングで汗を流し、ストレスを発散している。

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